2011年01月18日

バライタ印画紙との格闘、その2。

DSCN2377aa.jpg

バライタ印画紙の仕上げ、実に厄介です。

いろんな人に意見を聞いてみました。フラットニング一つ取ってみても、いろんな方法があるということは、それだけ確固たるやり方が確立されていないということでしょうか。

では、その検証の一つとして、前の段階の「乾燥」を振り返ってみます。
乾燥は私が聞いた最も多い意見では、ある程度乾いてきてカールする直前になれば、アルミサッシの上に裏向けて置くというものでした。

表向けるとホコリがつくとか、カールが大きくなるという意見があります。
でも、裏向けにおいて写真に網の目がつかないのでしょうか。

いや、その点は大丈夫。
バライタの印画紙は露光面に向かってカールするものですから、さほど心配することもありません。

で、ここで注意したいのは乾燥に神経質になりすぎると、人は何度も印画紙を裏返したり表向けたりするものです。
実は、仕上げが波打ってしまうのはこれが一つの原因。
まだ水分を含んで重くなっている印画紙は重力で波打ちを発生させてしまいます。
それを表裏ひっくり返すことを頻繁にやれば・・・・・結果は想像の通りです。
とうことは、ある程度スキュィージーすれば放置しておく方が賢明なのでしょう。

また、同じカールを治すにしても、一定方向にカールしたものを治すほうが後々きれいです。
ただ、問題はカールの程度。
ひどくカールしたものより程度の弱いカールの方が、平面にしやすいのは見るからに明らかです。

話ではイルフォードのバライタよりも、フジのレンブラントの方がカールはしにくく出来ているとのことですが、それでもプリントするたびにカールの程度が違っています。これは何からくるものでしょうか。

そこにちょっと秘密がありそうですね。
posted by 暗室奉行 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 裏ワザ・小ワザ・珍ワザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

バライタ印画紙との格闘、その1。

印画紙にはRCタイプの印画紙とバライタタイプの印画紙があります。

RCタイプの印画紙は現像処理自体は楽だし、水洗時間も短くてすむので時間効率がいいですね。
普通に平面保持が出来るので、乾燥も問題なし。

問題はバライタ印画紙。
あの厚めの紙と特有のコクのある色調でのベストプリントをベテランの方に見せられたらたまらない。どうか自分も一つバライタで・・・・・

とは言うものの、慣れない方なら、その扱いにくさはよくご存知でしょう。バットの中ではフニャフニャするし、水洗には時間がかかるし、おまけに平面保持に一苦労。

特に、この平面保持には泣かされますね。私は学生時代にはパネル張り専用紙だと思っていた感があって、いざこのバライタ紙で作品を作る時には乾燥後の仕上げはパネル張り以外の方法を知りませんでした。

で、パネル張り以外には、どうしたらこの厄介者をシャキッとさせられるのでしょう。確かにドライマウントプレスでやっつける方法がベストなのでしょうが、お金とスペースの確保の問題があります。知恵を絞って、それ以外に思いつくことと言えば・・・・・

ちょっとレポートいたします。ちなみにサイズを大四つ切までと仮定します。

まず、1)寝押し・・・・厚めのアクリル板をホームセンターで二枚買ってきて、その内側にミュージアムボードを二枚挟み、その内側に印画紙を並べて挟みます。そして、その上に布団を敷き寝起きします。簡単でいいですね。(印画紙は完全に乾いている状態が条件です)

2)アクリル板に貼り付ける・・・・水洗後、まだ乾いていない状態の印画紙を表向けてアクリル板に張り付けて、周りをミューズテープ(パネル張りする時の板の周りに巻く黒っぽいテープ)で固定させ、乾燥時にフチの部分を切り落とすというもの。ドライマウントプレス以前のやり方で、大型プリントの際に、よく使われたやり方だそうです。少しサイズが小さくなりますけどね。

3)フジカラーのバックシートに頼る・・・・額装の際の必須アイテム、バックシート。一番効果がありそうだけど、貼り付けるタイミングとその後の印画紙のフチのカールが果たしてどうか、というところですね。

4)ダンボールの上で乾燥させる・・・・これ、意外に効果がありました。ダンボール紙が水分を吸ってくれますので。周辺のカールが問題なので、文鎮で押さえればよかったと思います。ただ、ただ残念なのは、ダンボールの色が移ってしまうこと。惜しいです。

5)ズボンプレッサー・・・・私が常時やっていたのがこれです。ズボンプレッサーの中にミュージアムボードを二枚入れて、その中に乾燥した印画紙を入れます。2分ぐらいプレスして、すぐに取り出すと即座にカールするのでアクリル板に挟み、寝押しをいたしました。結果は、まだ研究の余地あり、というところでしょう。現状ではこれぐらいが精一杯かな、と言う感じで。

バライタは厄介者だけに手間がかかります。
それでも、バライタに印画紙に手を出すのは、ちょうど、ヤンチャ坊主を何とか世間に立派にして出してやりたい、という心境でしょうか。


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まだ、何とかなりそうなんだけど。。。。。

バライタストーリー、まだまだ続きます。



posted by 暗室奉行 at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 裏ワザ・小ワザ・珍ワザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

冬の暗室作業の工夫

今日も寒いです。
布団から出られない。
けど仕事があるし、いかなきゃ。

ところで、冷暖房のない部屋で暗室作業をするのって結構、気が滅入る話ですね。
私もマンションの廊下と玄関を使っての暗室作業だったもので、特に冬場は堪えました。
ホットカーペットを敷いたり、お湯を汲んできたりいろんなことをやってみました。

中でもお笑いなのが、電気こたつを立てかけてやれば暖かさとセーフランプの効果の一石二鳥が実現できないか、というものでした。

結果は・・・・・・×。

見事にカブります。
赤っぽい暖かい光、ということで飛びついてみたけど、「赤っぽい」だけじゃだめなんですね。

達人たちに温度対策を聞いたところでは、処理液のバットの周辺をいくら温かくしても効率が悪く、室温そのものの維持に努めなくてはいけないとのこと。


そりゃそうですね。
となれば、やはり温風ヒーターの出番でしょうか。



タグ:こたつ 暗室
posted by 暗室奉行 at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 裏ワザ・小ワザ・珍ワザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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