2011年01月07日

「無駄」を楽しむ暗室モノクロ道

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この世の中で重宝される言葉の一つに「便利」という言葉があります。

「便利になったねぇ。」
「こっちの方が便利だよ。」

どう考えても「便利」という言葉は「善」のイメージしか沸いてきません。
しかし、本当にそうでしょうか?

たとえば今のコンピュータ社会は、昭和の時代からすれば「便利」以外の何者でもありません。情報がいち早く入手でき、目的を達成させる点について言えば、便利に越したことはないでしょう。

便利さというものは時間効率、手間、コストなどを極力省き、目的を達成させるために求めるものです。でも、それってある意味、「楽しむこと」を奪うことになりませんか?

もっと言えば「楽しむための時間」を限りなくゼロに近づけているように思うのです。
「便利」という言葉の対極にある「無駄」、これを楽しむのが贅沢なことだと思いますがいかがでしょう。

今ではデジタルが当たり前になった写真の世界も、無駄を承知でゆっくりと楽しんでみませんか。暗室の中で一人、写真の誕生と向き合う、、、、、実に贅沢な世界です。

決して効率がよくもないし、お金もかかります。
はっきり言って、写真愛好者の中では完全に少数民族です。
それでも絶滅しないのは何故でしょう?

そこには「生み」の素晴らしさが実感できる世界があります。
現像液という産湯につけられた印画紙が「写真」と命名されるまで、貴方一人で付き合うのです。
「便利」とは程遠い世界ですが、素敵なことではありませんか。

そんな暗室モノクロ写真について語ってみたいと思います。
posted by 暗室奉行 at 02:05| Comment(0) | はじめに。。。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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