2011年02月03日

ベタ焼きプリントについて

引伸ばし機で本番のプリントをする前の段階の作業に「ベタ焼き」というのがあります。
フィルムを印画紙の上に乗せて光を当てるだけで一丁あがり、の芸も何もないプリントのことです。
別名で「コンタクトプリント」とか「密着」と呼ぶんだけど。

今ではカラーでもフィルム現像に依頼すると一覧プリントと呼ばれるものが付いてきます。
基本的にはあれと同じです。

ちなみに6コマカットにしたものは「棒ベタ」、36枚(24枚)を一枚に収めたものは「ワンシートベタ」と呼びます。

で、ベタ焼きは「これからプリントする候補選び」のオーディションのような感じがありますが、ここで誰もに共通するクセを自覚しておきたいと思います。

何ですか、それ・・・・・?

つまり、ベタ焼きでこれからプリントするカットを選ぶ時、その選者の目というものは「デザイン優先」で決めてしまうクセがあるということ。
パッと見で目立つカットに、まず手が伸びるものです。
となりのカットの方が内容があったにもかかわらず、です。

よくあることですね。
ちょっと気をつけておきましょう。

ま、それはいいとして。
初心者の方にぜひ覚えておいて欲しいのは、引伸ばし機にかけるカット選びだけでベタ焼きをしないこと。他にも使い道はあるんです。

ネガの保存の時に一緒にアルバムに綴じておけば解りやすい、、、、それもあります。

もっと重要なのは、撮影の行程を振り返る反省材料にして欲しいということです。
撮ったものが一覧でわかる、順番でわかる、ということは自分が被写体を追いかけた足跡がそのまま現れているのです。アタリマエですが。

ここで考えて欲しいのは、

「なぜ、ここで何カットもシャッターを切っているんだろう。」
「なぜ、これとこれの間のカットを撮っていないんだろう。」
「もっと上から(下から)、近づいて(遠ざかって周囲を入れて)撮った方がよかったかも。」
「ここは天気がよければ(悪ければ)どんな写真になっていたんだろう。」

・・・・・・・・・・・・

そうして全体を見ることで、撮影時を振り返ることによって次回への課題として欲しいんです。
何が気になってシャッターを何度も切ったのか、その時の気持ちを思い出すのは重要なことです。

もっともこれはデジタルでのサムネイル表示にも言えることですが。

以上、ベタ焼きプリントで見るべきところ、のご案内でした。
タグ:ベタ焼き
posted by 暗室奉行 at 21:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 初心者向け技術解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごくわかりやすい説明で、超初心者の私にもなんとなくですが(なんとなくかいっ…笑)わかりました。
勉強になりました。ありがとうございました。
Posted by yukamomo at 2011年02月21日 20:32
yukamomoさん、ようこそです。

私、こっちのほうが実は本職(?)なんです。
暇があればたまに覗いてやって下さい。
Posted by 奉行 at 2011年02月21日 21:00
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