お気に入りのカットであればあるほど、キズは些細なものでも気になってしまいます。
ただ、ベース面についたものなら「鼻の脂」をすり込むという、衛生的ではないけど方法があります。
しかし乳剤面のキズ、これは何とかしようにもどうにもならないのが通例。
さて、どうしたものか。
フィルムを捨てる覚悟があるなら、やってみたいのが次の方法。
※ただし、あくまでも自己責任でやって下さい。この方法で成功した事例が複数あったので掲載しているまでです。
1.まずぬるま湯を用意し、洗面器に入れます。
2.そこにキズのついたネガを入れ、清潔な「指の腹」でキズの箇所を重点的にモミます。
3.乳剤が軟らかくなり、キズは目立たなくなります。(取り扱いに注意)
4.フジ、ドライウェルに浸し、そのあとで乾燥させます。(この時、スポンジでぬぐわないこと)
これはモノクロネガだけでなくカラーもOKですが、プリント後にスポッティング処理をするよりもキズははるかに目立ちません。
これ、実際にプロの現像担当者から聞いた話。
かなりの裏ワザです。